＜追悼 吉永進一氏＞
みんなの吉永進一 林 淳
「あいだ」のオカルティズム 碧海寿広
＜日本近代仏教史研究会三〇周年特別企画＞
「近代仏教研究の過去と現在」の趣旨 近藤俊太郎
第Ⅰ部 座談会
日本近代仏教史研究会三〇年のあゆみ 福島栄寿×大谷栄一×ブレニナ・ユリア
第Ⅱ部 研究発表
近代日本仏教史における「信仰」の構築――宗教概念研究を超えて 呉 佩遥
近代仏教の「儀礼」をいかに再現するか 武井謙悟
近代（日本）仏教は本当に「戒律」を喪失したか――戒律言説研究からの新たな展望 亀山光明
コメント 領域と時代の架橋をめざして 松金直美
コメント 近代仏教と伝統仏教 碧海寿広
＜論 文＞
吉田久一と家永三郎──近代仏教史と「否定の論理」 松岡佑和
明治期琉球における第三次真宗法難事件と小栗憲一 川邉雄大
加藤咄堂の教育勅語論における仏教と道徳の位相――涅槃論を中心に 山口陽子
千崎如幻の前半生と北米開教――一九三〇年代以前を中心に 末村正代
＜報 告＞
近藤俊太郎『親鸞とマルクス主義―闘争・イデオロギー・普遍性』を読む――著者を迎えての合評会 名和達宣
信仰・研究主体の歴史的立場と否定性を問う仏教史学――近藤俊太郎『親鸞とマルクス主義』を読解する 繁田真爾
語られなくなる親鸞？―——近藤俊太郎『親鸞とマルクス主義——闘争・イデオロギー・普遍性』を踏まえて 宮部峻
近藤俊太郎『親鸞とマルクス主義』における問題意識／分析視座／方法論をめぐって 井之上大輔リプライ――新たな対話のはじま 近藤俊太郎
総括 大谷栄一
＜書 評＞
吉永進一『神智学と仏教』 末木文美士
碧海寿広『考える親鸞――「私は間違っている」から始まる思想』 宮部峻
飯島孝良『語られ続ける一休像──戦後思想史からみる禅文化の諸相』 石井公成
Michihiro Ama, The Awakening of Modern Japanese Fiction: Path Literature and an Interpretation of Buddhism 大澤絢子
Adam J. Lyons, Karma and Punishment: Prison Chaplaincy in Japan 繁田真爾
君島彩子『観音像とは何か――平和モニュメントの近・現代』 井上瞳
大谷栄一編『戦後日本の宗教者平和運動』 大澤広嗣
佐々木陽子『老いと死をめぐる現代の習俗――棄老・ぽっくり信仰・お供え・墓参り』 土居浩
Jørn Borup, ed. Japanese Buddhism in Europe(Part 1 &2), special issue of the Journal of Religion in Japan Orion KLAUTAU
Orion Klautau and Hans Martin Krämer, eds., Buddhism and Modernity: Sources from Nineteenth-Century Japan 岡田正彦
＜新刊紹介＞
2021年10月～2022年9月 『近代仏教』編集委員会
＜彙報＞